よくあるご質問
Q&A

Q1,一体型の仮設用バイオトイレについて教えて下さい。
A1,溝型鋼材を使用し、造りが頑丈に出来ています。トイレ室内も臭いが無く、便座が直接トイレ本体に 付いている為、ウンコ汚れが付かないように工夫されています。また、男性用は小便器も別に付いています。
移動が簡単で、仮設・常設どちらでもOKです。自然環境に配慮したログハウス風が好評です。
Q2,バイオトイレの選び方は?
A2,一般家庭の場合、家族5人以下でS-25型、5人以上でS-50型を選んで下さい。 シャワー浄水器付便座を利用する場合は、5人以下でもS-50型を選んで下さい。オガクズの量が 2倍多く入っていますので、メンテ作業が楽です。S-15型は2人以下、又はログハウス向けです。
Q3,既設の汲み取り式トイレをバイオトイレに変更する場合はどのようにしたら良いですか?
A3,取り付け工事の2~3日前に汲み取りを済ませて下さい。既存の便槽を壊してステンレスピットを設置し、 その中にバイオトイレ本体を取り付けます。
新築工事現場の場合は、本体取付スペースは基礎工事で行って下さい(ピットは不要です)。新築工事の場合は キャパシティが大きいS-50型をお勧め致します。家庭内で出た生ゴミも一緒に処理出来るので大変便利です。 バイオトイレを良く理解している建築やさん・設計事務所の専門家と相談することをお勧め致します。
Q4,電気の使用量はどれくらいですか?1カ月の電気代はどのくらいになりますか?
A4,沢山の種類の中から代表的な2種類のバイオトイレでご説明します。
S-25型
ヒーター容量が
100V25W×12本
【300VA】
モーター容量が
100V100W×1台
【約270VA】
制御回路が100V5W
【約5VA】
合計 575VA
S-50型
ヒーター容量が
100V30W×12本
【360VA】
モーター容量が
100V200W×1台
【約510VA】
制御回路が100V5W
【約5VA】
合計 875VA
ヒーターは常時通電(実際には温度サーモで入切されます)で、モーターは1日20回最大定格電流で運転されたと仮定して、1回の動作が正逆転で2分間、1ヶ月を30日で計算します(電気料金は北海道電力(株)の120KWhを超え280KWhまで分で算出)。
ヒーターには24時間常に通電された場合の計算結果ですが、バクテリアが活発に活動すると自己発熱するのでヒーター通電は停止する時間が長くなります。
1ヶ月の消費電力量と料金(参考)
S-25型
ヒーター (300VA×24時間×30日)÷1000=216[KWh]
モーター (((270VA×2分×20回)÷60分)×30日)÷1000≒5.4[KWh]
制御回路 (5VA×24時間×30日)÷1000=3.6[KWh]
合計 225[KWh]
1ヶ月の料金 225KWh×22.46円≒5,054円(税別)
※旭川市内での実測例 1ヶ月あたり 1,600円前後(サーモが働く為)
S-50型
ヒーター (360VA×24時間×30日)÷1000=259[KWh]
モーター (((510VA×2分×20回)÷60分)×30日)÷1000≒10.2[KWh]
制御回路 (5VA×24時間×30日)÷1000=3.6[KWh]
合計 [273KWh]
1ヶ月の料金 232KWh×22.46円≒6,132円(税別)
※旭川市内での実測例 1ヶ月あたり 2,600円前後(サーモが働く為)
注意:上記の計算結果は実際の設置場所・使用状況により変わります。また、 50HZ/60HZ地区によっても多少変わってきます。
Q5,家を留守にする時はどうしたら良いですか?
A5,まったく使用されない場合でも定期的に自動運転される設計になっています。 何日も留守にされる場合は一般の家電製品同様に電源を切ってから出かけた方が安心です。
寒冷地では電源を切った状態で何日も放置すると凍ってしまう可能性があります。 その場合はおがくずを取り出してから留守にして下さい。
Q6,アース(接地)は必要ですか?
A6,必要です。安全の為にも必ず接地をして下さい。
通常は本体の金属部分をアース(接地)します。まれにですが、無線機器等に雑音(ノイズ)が 入ることがあります。制御BOX内の【GR】端子を接地することにより改善されます。
Q7,電源のある場所から遠い所にトイレを設置したいのですが、どんな問題がありますか?
A7,電圧降下による動作不良等が考えられます。
電源を配線する電線には必ず抵抗分が存在しますので流れる電流と電線の太さ、距離の関係で電圧が低下します。
特にモーターが起動する瞬間には定格電流の約6倍近い電流が流れますので、この時に電圧が85V以下に落ち込むようであれば制御回路が一時的に停止しモーターが止まります。「止まると電圧が回復するのでまた起動する」これが繰り返される(ハンチング)現象が発生します。また、モーター運転電流が増え過負荷状態になりやすくなります。これは機械的にも電気的にも寿命に影響を与えますので注意して下さい。
電源の配線は、出来るだけ太く、出来るだけ短い距離で行って下さい。
Q8,電源にソーラーや風力発電を利用したいのですが可能ですか?
A8,可能ですがいくつか注意する必要があります。
沢山の種類の中から代表的な2種類のバイオトイレでご説明します。
S-25型
ヒーター容量が
100V25W×12本
【300VA】
モーター容量が
100V100W×1台
【約270VA】
制御回路が100V5W
【約5VA】
排気ファン100V約15W
【約15VA】
合計 590VA
S-50型
ヒーター容量が
100V30W×12本
【360VA】
モーター容量が
100V200W×1台
【約510VA】
制御回路が100V5W
【約5VA】
排気ファン100V約15W
【約15VA】
合計 890VA
一般的には発電した電気をバッテリーに蓄えてインバーター(直流から交流100Vに変換)で 使用します。常時合計容量と利用率を計算して、賄える容量以上の発電設備が必要となります。 気候により発電できない場合も考えて電気を蓄えることが不可欠です。
また、モーターの起動時には瞬間的に定格の6倍近い電流が流れますのでインバーターの能力が 重要となります。総容量ぎりぎりのインバーターを使用した場合モーターが起動できない場合が ありますので注意が必要です。
Q9,使用中の部品交換は必要ですか?
A9,長い間ご利用頂くとモーターやヒーターの通電を入切しているリレー(接点)が摩耗します。
正常な状態でご利用頂いた場合は約10万回以上の寿命を持っていますが、電源電圧が低い状態で 使用された場合等にはリレーが著しく摩耗します。 モーターの動作不良やヒーターの能力が低下した場合はリレーの交換が必要な場合があります。 リレーはソケット式で簡単に交換が可能となっています。
Q10,バイオトイレ本体を屋外に置いても良いですか?
A10,通常仕様のバイオトイレは屋内専用です。屋外に設置してはいけません。
装置内部にはヒーターが内蔵されていて、モーターも防水仕様ではありませんので雨や雪などが入り込むような 状態での設置は故障の原因となります。ご注文時に屋外設置型とご用命頂ければ製作は可能です。
Q11,便槽内のサーモ温度は変えられますか?また、変えても良いですか?
A11,ユーザー様にて変更することは可能です。しかし、問題が無い限り変更しないで下さい。
最良の温度設定で出荷していますので変更はしないようにして下さい。変更されると能力の低下や思わぬ故障につながる可能性があります。必ず販売店又は代理店に相談して変更の依頼をして下さい。
Q12,自動撹拌時間の設定変更の必要性はありますか?
A12,自動撹拌は最後に運転(撹拌)された時点から運転スイッチが押されなかった場合に自動的に運転されます。
これは蒸発効率を高める目的と、バクテリアに酸素を供給してやる目的があります。通常の使用状況で問題がなければ 最大時間(出荷時設定)で大丈夫です。おがくずが水分を大量に含んで蒸発力が不足と思われる時に時間を短く(適度に)設定して下さい。
Q13,運転や停止スイッチが故障したらどうなりますか?
A13,常に安全側に働くように設計されています。
運転スイッチ(常時開)が故障し、常時入の状態になった場合最初の入信号で一連の動作を行いますが連続して 動作することはありません。必ず切りの状態から入の信号で動作する設定となっています。
停止スイッチ(常時閉)が故障や断線し、常時切の状態になった場合撹拌は行われなくなります。