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北海道建設新聞に弊社が掲載されました 2016.6.29

中小インフラ参入探る、北海道ロシアビジネスセンター 寒冷地技術セミナー

 北海道ロシアビジネスセンター主催の寒冷地技術セミナーが24日、札幌市内で開かれた。
 バイオトイレや小水力発電などの独立・中小型インフラ分野で、ロシアやCISといった地域での市場参入への可能性を探った。
 北海道総合研究調査会(HIT)が後援。ロシアの経済や政治に関心を持つ企業関係者ら42人が参加した。
 HITの中村幸主任研究員は、日本をはじめ、世界で大都市への人口集中が進む一方で、孤立化していく地域もあると指摘。ロシアの地方部と旧ソ連の内陸国は孤立地帯となっており、「国家だけではなく、地方でも独立して運営ができるインフラ技術が求められているのではないか」と提起した。
 これら地域では大規模インフラの網羅的整備が非現実的であるため、バイオトイレや小水力発電などの独立・中小型インフラにニーズがあるとし、「技術力のある中小企業にとっては市場参入へのチャンスとなるが、対象地域が狭まっている分、的を絞った計画と戦略が必要になる」と話した。
 この後、HITの杉本侃特別研究員が日本とロシアの今後の経済関係を展望し、正和電工の大黒香那氏と駒井ハルテックの駒形えみインフラ開発本部長が海外展開の取り組みなど紹介。北大大学研究力強化推進ハブURAステーションの小俣友輝氏は北極域プロジェクトについて説明した。