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北海道経済16年3月号に弊社が掲載されました
2016.2.2
正和電工 海外から視察相次ぐ
環境に優しいバイオトイレを主力商品とする正和電工で海外からの視察が相次いでいる。アジア各国では経済発展と人口増加で下水道の社会的負担が増しており、オガクズの力を利用して排泄物を効率良く処理できるバイオトイレへの注目が高まっている。
2月4日に東旭川工業団地にある正和電工を視察したのは、道産品の対中国輸出促進を目指して昨年設立されたコンサル会社(株)正君順インターナショナルの佐々木正社長と、中国出身の李鉄君専務。中国でも経済開放以来の急速な所得水準の高まりで、日本や欧米のような水洗トイレへの注目が集まっているものの、下水道インフラの整備が追い付いていないのが現状だ。中国でも環境保護の機運は徐々にとはいえ高まっており、トイレ問題への新たな対応策が求められている。
橘井社長は大小さまざまなタイプのバイオトイレの実機を見せながら、基本的なメカニズムや性能などを説明。李専務は「水を使わずに処理しているのに驚いた。生活に大きく役立つのではないか」と語り、早速中国で開かれる複数の見本市にバイオトイレを出展したいとの考えを示した。
このほか2月1日には、東川町との国際交流事業のためにタイを訪れていたマーサルカム大学の大学院生と教員合計29名らが正和電工を視察した。2月18日にも上海の環境関連企業の関係者13人が訪れる予定。 同社ではかねてから、商社と協力してバイオトイレ普及に向けた事業に取り組んでいるが、これまでの試験的な導入の結果が良好だったことから、近く31台のバイオトイレを現地に持ち込み、30カ月かけて普及実証事業を展開する予定。より詳細なデータを取得したうえで、本格的な普及につなげたいとしている。