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クォリティ22年4月号に弊社が掲載されました 2022.3.22

イノシシ処理で本州の需要増 駆除シカの分解処理装置

 バイオトイレで知られる正和電工(本社・旭川市、橘井敏弘社長)が開発・販売する駆除シカ分解処理装置が本州で注目を集めている。
 この装置は、シカを装置の中に投入すれば、おが屑と微生物の力で分解し、自動撹拌することで2週間程で骨だけになる。骨粉砕機と組み合わせると3ミリ以下の粒子になり、鶏の飼料にでき資源の有効活用になるほか、環境にもやさしい。
 シカのほか、イノシシなども処理できるため本州の自治体から注目が相次ぎ、今年も宮城県などで5台の納品が予定されている。
「シカ被害が多い北海道での使用を想定していたが、イノシシなどの駆除動物の処理も可能なため本州でも人気です」(橘井社長)
 
 そのほか同社では「ホタテ貝殻粉砕装置」(4月完成)や「ラーメン店向け骨粉砕機」(6月発売)を開発中。前者はホタテの貝殻を粉砕することで海で採れたものは海に戻す循環型処理でSDGsに役立つ。後者については豚骨や鶏骨を砕くことでスープの煮込み時間が大幅に短縮できるスグレモノだ。