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クォリティ20年5月号に弊社が掲載されました 2020.4.28

生活排水浄化と駆除シカ分解処理

 バイオトイレの開発・販売で知られる正和電工が、今年3月、2つの賞を受賞した。
 1つ目は日本発明振興協会の第45回発明大賞「考案功労賞」で、受賞製品は新浄化装置「Bio-Lux Water」。
 この浄化装置は、備長炭を活用した生活排水専用の浄化装置で、下水道がなくても台所や洗濯、風呂などから出る生活排水を浄化できる。
 2つ目は旭川信用金庫の「旭川しんきん産業振興奨励賞」で「駆除シカの分解処理装置」が受賞製品となった。
 こちらは装置の中に駆除シカを投入するとおが屑が分解、およそ2週間後には太い骨だけが残り簡単に処理できる。
 ちなみに同社のバイオトイレは富士山の登山道に設置され、環境にやさしいトイレとして使用されている。
 「従来駆除したシカは埋めるか燃やすかでしか処理できなかったが、当社の製品は新タイプの循環型分解処理方式を採用していて、それが評価された。新浄化装置についても同様で、こちらは全国の下水道未整備地域に販売していきたい」と橘井社長。
 そのほか、前出の駆除シカ装置は北海道銀行の「中小企業人材育成基金」でも評価され、3月に助成金が交付された。