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経営情報16年7月号Vol.530に弊社が掲載されました 2016.6.15

日本を明るく元気にするキラリいちおし企業

 電気、下水道なしでも快適で地球に優しいバイオトイレを開発し、富士山や知床に設置する正和電工株式会社、環境ビジネスを切り開く注目企業だ。
 照明器具卸として1974年(昭和49年)に創業。1995年にバイオトイレを商品化、2001年に特許を取得した。
 原理は、処理槽内のおがくずい排せつ物の水分を保水させて蒸発。固形分は腸内細菌と自然界の微生物が二酸化炭素と水に分解し、残る無機物もおがくずが吸着する。紙詰まりも起きない優れもので、経済産業省の2007年「ものづくり日本大賞」優秀賞を受賞した。「おがくずバイオ処理は江戸時代からあった知恵」と代表取締役の橘井氏。同社の特許などの知的財産は40以上に上る。
 また、このおがくずバイオ技術を応用し、シカの死骸の分解装置の開発やベトナムの世界遺産ハロン湾では水質改善にも取り組む。「おがくずバイオ技術の活用は広がっていく」。橘井氏は自信を見せる。