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日本経済新聞2024年10月24日(木曜日)に弊社が掲載されました 2024.10.26

女性に配慮した仮設トイレ販売 正和電工

 水を使わないバイオトイレを製造・販売する正和電工(北海道旭川市)は女性に配慮した仮設トイレを開発し、10月から販売を始めた。地震や豪雨などで被害を受けた地域の自治体などに導入を打診する。水洗トイレの設置が難しい途上国への輸出も検討する。

 仮設トイレは男性2室、女性2室が一体となった横長タイプ。下水工事は必要ない。

 排せつ物は処理タンク内のおがくずで分解する。便器の清掃頻度が減り、匂いも抑えることができる。各トイレのおがくずは1日100回利用した場合、約4カ月で交換する。年間コストは4室合計で約20万円。使用後のおがくずは肥料として再利用できる。室内と出入り口にはセンサーで作動するライトを取り付け、仮設トイレに対する「暗い」「汚い」といったイメージを軽減した。

 女性の使い勝手を良くするため、室内には手洗いや小物を置く台、鏡のほか、衣服を掛けるフックを設置した。

 外壁には8ヵ国語で「トイレ」と表示した。価格は4基一体のコンテナ型が2000万円で、鉄骨型は2200万円(いずれも税別)。