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北海道新聞2024年8月6日(火曜日)に弊社が掲載されました
2024.8.9
女性も快適 災害用バイオトイレ 下水道不要 移動式で清潔
旭川で正和電工が内覧会
バイオトイレ製造販売の正和電工(旭川)は、公衆トイレ型の災害用バイオトイレを開発
した。災害時には大型トラックで移動させることができる。小物の置き場を作るなど女性
も使いやすいよう配慮した。
同社のバイオトイレは、おがくずをかき混ぜ温める仕組み。水なしで微生物が排せつ物
を分解、蒸発させる。
今回開発した商品は、軽量のコンテナを四つの個室に分けた。それぞれ1日100回以上使
用可能で、おがくずは年3回の交換で済む。下水道設備が不要なため、電源があれば基本
的にどこにでも置ける。
7月24日に同社で行われた内覧会には、旭川市や旭川商工会議所などから約10人が参加
した。1月の能登半島地震以降、道内外の自治体や建設会社から災害時用にバイオトイレ
を導入したいという問い合わせが増加。橘井敏弘社長(77)は「平時にも使える公衆トイレ
として設置できたら」という狙いで新商品を開発したという。
使い心地がいいように、女性社員の意見やアイデアも取り入れた。多くの女性はトイレ
にバッグを持って入ることから、小物の置き場やフックを設置。大泉まどか業務課長(31)
は「防犯面も考えて鍵を二つ付けた」と話す。販売価格は1基2千万円。(菅沢由佳子)