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クォリティ2024年4月号に弊社が掲載されました
2024.4.15
能登半島災害復興に向け 仮設「バイオトイレ」開発中
正和電工(本社・旭川市、橘井敏弘社長)は、能登半島地震を受け、「災害時の備蓄用仮設トイレ」を開発中だ。
同社はバイオトイレで全国的に知られ、富士山登山道の仮設トイレ施工の実績がある。
開発中なのはバイオトイレ「Bio-Lux」を内蔵した仮設トイレ「4W43型」。“水を使わない”のが特徴で、水の代わりに普通のおが屑を使用し、特別な菌も不要だ。
便槽内の大・小便、トイレットペーパーは、蒸発・分解により消滅し、汲み取る必要もない。使用後のおが屑は有機肥料として再利用でき、環境にやさしいトイレだ。
トイレ内は無臭で、男性・女性用の2タイプ。女性用は、暖房便座や手洗い器、鏡(2個)、衣装用フック(同)、警報ベルなどが設置され、快適さに配慮する。
この仮設トイレは、4室を備えたユニット様式。完成は今年5月中旬を予定している。「能登半島地震の報道に接して、水や仮設トイレの必要性を痛感した。国や自治体に提案できる処理能力の高い仮設トイレを開発することで災害復興に貢献したい」(橘井社長)(Y)