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環境新聞2024年2月7日(水曜日)に弊社が掲載されました
2024.2.16
バイオ処理式仮設トイレ「4W-43型」、公共の災害備蓄用に提案、おがくずのみで処理可能
正和電工(北海道旭川市)の「Bio-Lux(バイオラックス)」は、1日当たり400回使用できる自己処理式トイレ。能登半島地震では国土交通省の災害調査班の支援者用に、建設会社のリースによりすでに役立てられている。
同社はこのほど国や自治体の災害備蓄用として、公衆トイレ型の仮設トイレ「4W-43型」を発表した。このトイレは、使用後に直接その場でし尿を処理するもので、臭気や害虫が発生せず、水洗トイレ同様に快適に使用できる点が特徴となっている。汲み取り式トイレで問題になる悪臭や害虫の発生でトイレに行くのを我慢し病気になることを防ぐことができる。
このトイレはし尿の処理に水を使わないため、災害時に断水で処理できなくなることがない。処理に使用するのはおがくずで、特別な菌や製剤は使わず、大便、小便、トイレットペーパーを分解し、水分を蒸発させて処理する。おがくずは廃材からも作成できるので、災害時にも入手がしやすい。処理後のおがくずは交換する必要があるが、年4回程度の交換で済み、有機肥料として利用できる。
トイレは女性用と男性用の2つのタイプがある。女性用トイレの個室は暖房便座付きのトイレ本体、手洗い器、鏡2枚、服掛けフック2個、小物置棚、汚物入れ、LEDライト、換気扇、警報ベルを装備するなど、快適な空間となっている。個室は4室あり、個室ドア前にもセンサーライトが付き、中央にはおがくず保管庫もある。男性用トイレの個室には手洗い器はないが、暖房便座付きを備えている。5月中旬の発売を予定している。